バーズと私

今期、復学するにあたって書いた作文です。
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バーズと自分とのことを語るにはとても400字じゃ足らない。
それくらい私にとってバーズという場所は私の考え方や生き方を見直し、考えさせてくれる場所だ。
バーズに通う前の自分が思い出せないくらい、私の中で物事の見方とか本当に色々変わったと思う。
バーズに通う前はとにかく巧くなれば売れると盲目的に信じていた。
巧くなれば誰かが自分を見いだしてくれるって。いやいや誰かって誰だし。そもそもどうやって?
そんな”巧くなれば売れる”という言葉の曖昧さに気付かなかった。
そんなよくわからない妄想に取り付かれていた私に厳しい本当の現実を見せてくれたのがバーズだ。
まず17か条。はじめて聞いたときは分かったつもりで聞いていたけれど実は全然理解していなかった。
ただ半年ごとにオリエンで聞くたびに深い頷きと共に自分の中にすっと入ってくるようになった。
なぜ売れていくのか分からずむしゃくしゃしたあの子も17か条に当てはめて考えれば、そうか、、、と理解できた。
それから自分に足りないところも。
自分に足りないところはバーズに通ってレッスンを受ける毎に、アフターに顔を出す度に浮き彫りになるので
レッスンを受けることもアフターに行くことすら今思えば怖いと思っていたんだと思う。
自分の至らない部分を指摘され、気付いてしまうことが怖かった。
けれど、それじゃだめだー!と気付けたのも向き合おうと努力しようと思ったのも上手く言えないがバーズの教えだと思う。
何事にも逃げ腰で逃げ道を確保していた自分。
ボイスサンプルも最初から完璧を目指すあまりなかなか踏み切れなかった。
そんな自分の感情にも最近漸く気付けて受け入れるようになってきた。
まだまだ自己受容できてないけれど以前よりは自己受容できてきた気がする。
売れていく人を見るとむしゃくしゃするだけで終わっていたけど、
今は自分よりも手札の多いその人に勝つためにはどうしたらいいんだろう?と考えられるようになった。
むしゃくしゃするだけじゃ何も生まれない。それじゃあ次はどうする?って。
今回猪鹿蝶でナレーションのお仕事を頂いた。けれど収録が終わって、「足らない」と、とにかくもう色々足らないと思った。
現場に行ってはじめて分かることだったかもしれないが、もっと準備をしておけばよかったと後悔すると共に、たくさんできてしまった課題。
その課題を一つ一つ見つめてどうすればクリアできるのか考える。
間違っているかもしれないけれど自分で考えて”次”を考える。
バーズでは自分で考えるための道筋を教えてもらったのだと思う。
レッスンでは講師の方から、そしてたくさんのプレイヤーから刺激を受けるが、ベーシックやネクストのころは受けた刺激をただそのままにしていたように思う。受け取ってそのままぽーとしていた。
たくさんの気付きを受け取り、そのままにしていた。
受け取ったたくさんの刺激や気付きや想いを今度は自分が与えていきたい。
受けた刺激をどう生かすか。どう表現し、与えていくのか。”次”を自分で考えていきたいと思う。
ナレーターとして人としても自分で自分の道を歩いていくための道筋をバーズでは教えてくれたと思う。

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