エアーエージェンシー交換留学をして〜二日目(最終日)〜

なごや君です。
先日、2度目のエアーエージェンシー交換留学にいって参りました。
今回行なったのは前回と同じくアニメのアテレコでした、が!「線画」でした!!
線画というのは私も初めてだったのですが、絵に色づけされる前の状態で線だけで描いた絵のことです。
また、声を当てるときはキャラクターの口の動きがわからないので、喋るときはキャラクター名のテロップが出ているのでその時に合わせて喋るのだそうです。
ナレーションで言うキューランプみたいな感じでした。
ただ、これがすごく難しかったです。
絵が完成されていない状態なのでよりキャラクターの表情や立ち位置を把握するのが大変でした。
現場では線画の方が多いそうで、藤原さんは慣れればむしろ線画の方が喋りやすいのだそうです。
そして実際やってみましたが、喋る相手によって返す声の表情を瞬時に変えたり、またその場の雰囲気と距離感を出したりと色々なことを感じながら喋るということがいかに難しいかということを実感しました。
アニメの表現の一つで、つぶやくように言っているけど遠くに聞こえてるなんてのもアニメならではでした。
ナレーションと声優。
以前は案外似ていて近いものだと思っていました。
ですが、やればやるほど全然違う畑なんだな〜と感じずにはいられませんでした。
ただ、
最後に藤原さんから今日のレッスンの総評をしているときの言葉は、ナレーターにも全く同じことが当てはまるなと感じました。特に私には!!
それは、
「みんな芝居が割とこじんまりしている。もっと計算外の面白さを!!」と。
また先日演出家と話をしていて、どんな声優を使いたいかという話になったみたいで、このキャラだけは絶対ハズさないでしっかり任せられる人が欲しいと言っていたそうです。
まずは一本自分の強みを磨くことが大切なんだということだと思います。
また、
「なるべく芝居を大きくしておかないと効果音などで消されてしまう。つぶやきも思ったより大きめにデフォルメしておく。とくにアニメの場合、音が後付けだから迫力不足になりがち。尺を意識しすぎると芝居が小さくなりがち捉われないように。」
それから
「やりたがりなんですね僕は。もうちょっとおさえてください、って言われますけどそれだと発散不良になるんです。オンエアで抑えられてるのも不満なんですよ。」とおっしゃっていました。
まさにそうだなと。もっともっとスケール感をっ!!遊びを!出していきたい。
私事ですが、つい最近CMのお仕事をしたのですが、これでもかと振り切ってやりきったら、ブース外の反応がもの凄くよかった経験をしました。
また、「オーディションは一発勝負だから。だから、瞬発力が必要。すぐ修正ができる才能。勘のよさ。これらは教えようと思っても教えられないところ。
普通の人なら何度も修正していけば必ず上手くなる。だけれど、オーディションは一発勝負。
1発2発ですぐ修正ができなければ一つの事務所に1つか2つの貴重な枠のオーディションに怖くて出したくても出せない。
もしその子がオーディションに受かれば、この事務所は良いと思ってもらえて他の子も使ってもらえるかもしれない。」
それはナレーター個人だけでなく事務所やマネージャにとっても貴重なチャンスなんです。それを逃したくないのはみんな同じなんだと改めて感じました。
また、レッスンでもオーディションでも本番の現場でも1発勝負!!
1発目に何を出すのか。出せるのか!
この意識がこれからの自分の未来を決めていると思います。
「しっかりと。」
今回の交換留学で、違う視点からすごく重要な要素を学べたと思っております。
この交換留学という大変貴重な体験をさせていただき、
スクールバーズ義村校長、エアーエージェンシー藤原さん、スタッフさん、生徒のみなさん本当にありがとうございました!!
土Bなごや君

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です