ボイスサンプル 2011年 2 月の「今」

こんにちは。どくだいじ☆しなこです。ボイスサンプル・・・録りました。
スクールバーズ春4期ネクスト生の、どくだいじ。
ナレーターを目指すきっかけになったのも、実はスタジオバーズ。
2009年、夏。このままCATVで、ぬるま湯に浸かっていていいものか。
経験者が少ないため、地方局で喋っていたときのような「リポートが甘い!」などの厳しい指導を受けることもなく、物足りない日々。
私もボイスサンプルくらい持っておかないと…という漠然とした焦りの中で見つけた「猪鹿蝶」と「スタジオバーズ」。
いのしかちょう…? なんかふざけた名前(すみません)…
でも、せっかくだからチャレンジしてみようかな。いざ、初めてのサンプル作り。
原稿をいただいてのエコノミーコース。ボイスサンプルって、こういうものなんだ〜♪ なんて甘々、お気楽。
そして収録。 …楽しい。ナニコレ、めちゃめちゃ楽しい。
「もっとゆっくり、より明るく」などのディレクションで「作り上げる喜び」。
表情を使うことができ、画に出演者として関わるより、それは明確に感じられ。
声だけで世界を作り、リスナーと時間を共有できるラジオが、私の目指す先なのかと思っていたけれど。
もっとストイックに、自分を知らなければできない世界がある!
暗いMAブースに、一筋の光が差し込んできて、「ナレーターになろう」と決めた。
担当番組4本、取材のために9連勤や土日出勤が続いていたことから、通える環境を作るのに時間はかかったが…。半年後、晴れてスクールバーズ春4期ネクストへ。
様々な素晴らしい新しい出会いと、自分がいかに未熟かを、なんとなくわかったようなわからないような…、2010年、夏。
猪鹿蝶2回目。
この頃には、このプロジェクトのすごさも、難しにも気づいていて。
ボイスサンプル、ビジネスコース申し込み。
カウンセリングまでに、諸先輩のブログを読み。
再び向かったスタジオ。
…撃沈…
自分がどうしたいか、どうなりたいのか。 一番大切なところが見えない。
現状と向き合わずに「あたしの思い」だけをぶつけて。
さらに、うまく伝えられないモヤモヤ感。
「あたしがやりたいことは〜」そんなサンプル、だれも聴きたくない。
今なら明確にわかる。
ラブレターの受け取り相手、買い手のことを考えていない、
全くひとりよがりな思い。
趣味の世界だ…
あまりの考えの無さに、自分に情けなくなりながら、うつむき帰った帰り道。
自信がないままに迎えた収録もボロボロで。
その後、秋4期アドバンスのクラスで、突然みんなで聴くことになるまで、誰にも聴かせず、自分も一度も聴くことはなかった。
あまりにも、情けなくて。
今はわかる。
後ろ指さされても、恥ずかしすぎて泣いても、あの時、封印せずに、勇気を出して聴いてもらうべきだったと。
そして。2011年2月。
2回目のカウンセリング。
アドバンスのノートを読み返し、 自分の思いをざっくり書き出し、やっぱりドキドキしながら向かう。
でも今回は、ドキドキ+ワクワク。
アドバンスの講義と「中継ツイートよろしく!」と背中を押してくれたみんながいて、よりワクワク感が高まっていた。 まぁ…始まったらツイートはなかなか難しかったんだけど…。
そして。
またもや私はひとりよがりに気付くことなく「あたしの思い」を話し始め 「ん〜、わからん!」と苦笑いの山上さん(^_^;)
「山上は、今やりたいことが2つある。営業のビジョンを煮詰めることと、どくだいじの混乱をスッキリさせること。さてどっち?」
…あ、スッキリしたいです…。
ここで、ボイサン収録〜営業までの全体像を階段状にして説明してもらう。
今いる場所は、甘いリサーチのもと、漠然としたイメージのまま、収録にも営業にも向かっている。
ちなみに、昨年夏は、完全依存。
ネクストには通っているけれど、よくわからないから山上さんに相談しよう〜♪ という、「相談」の中身を自分で詰めないままでの、依存。
自分自身もどうしたいかがよくわかっていないから、山上さんだってわかるはずないのに。
半年後やっと「依存していたんだ…」と気付く鈍さよ…(T-T)
「それ見せて」と、渡したメモから「あたしの思い」を読み取り、話を聴きながら「つまりだな〜…」と、まとめてくださる。
ここで、登場したのが、山上さんもカウンセリングで使ったのは初だったという 『マインドマップ』。
「とにかく仕事をしてみたい」からスタートし、
 *今回何を収録すべきか
 *何がやりたいのか
などについて、いろいろな可能性を踏まえて道を作っていく。
結果、「準備不足」で詰まる。
そりゃそーだ…「漠然」なんだもん。
ここで、自己受容。
そっか、私、相当準備不足で、まだまだ依存していて、こんなんじゃ明確なサンプルなんてできないよー!Σ( ̄□ ̄)!
そこで救いの手が。
「じゃあもう一度、「今」に合わせたマインドマップを作ろう」
ありがたやありがたや… 初歩の初歩「今なにをやるべきかをみつける」マインドマップ作成へ。
本来は皆さん明確に持っているはず…が、どくだいじは微妙。
「どくだいじは、どんなナレーターになりたいの?」
  *報道がやりたい。
  *いずれは生ナレーションがやりたい。
そこから様々な道が延び…、
「本当に報道がやりたいの?生ナレーションがスゴイと思っているから、報道がやりたい気になっているんじゃない?」
…(゜-゜) そうかも。
報道には携わりたいけれど、生ナレーションという「技術を持ったナレーターになりたい」という憧れが混ざっていたのは、事実。
私にとっては逆の発想。
新発見。大発見。
マインドマップすごーい!
結局、マインドマップ及び山上さんの手書き資料は8枚に…。(=_=;) 腱鞘炎になりそうになりながら、熱心にカウンセリングしてくださって、本当にありがとうございました。
そして収録。 与え手としての提案どころか、またもや山上レスキュー隊が出動。
収録後の山上さんは明らかに目の下のクマが濃くなっていて。 ・・・課題が、て・ん・こ・盛・り。
順風満帆とはいかなかったけれど。
与え手には、ほど遠いけれど。
…でも。
人に聴かせられなかった、自分でも聴けなかった、昨年の夏からは、ちっちゃく1歩前進。…な、気がする。
収録の日の朝。
改めてカウンセリングのマインドマップを読み返し。
涙が出た。
こんなに真摯に向き合ってもらって、自分はどこまでできるんだろう。
そして、本当にありがたい。
現場に出てらっしゃる皆さんは、毎回感じているんだろうと思う。
制作の100%の気持ちを受け止め、120%にして返すこと。
このことを当然として、仕事として向き合う。
感謝することは当然、感謝されなければ、与え手とは言えない。
リサーチ、実力、提案力。
この3つを備えて、説得力あるナレーションをしたい。
魂のこもったナレーションだね、と言われたい。
甘い考えは全てナレーションに出る。
どくだいじ☆しなこ。こと、ナレーター・サヤカは、山上さんのシークレットブーツを借りても、「今」コレだけしか持っていない。
そのことを実感し、次回への準備を始められたのが、一番の収穫でした。
サヤカの「今」 良かったら聴いてください。
どくだいじ☆しなこ http://ameblo.jp/sayacolor/

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