VOの役幅を開拓せよ

皆さんこんにちは。575以外のブログタイトルの「型」を思案中の、秋17期モードの北村です。

「私たちはライターじゃないんだから、ブログ書くときにうまくアウトプットしようなんて考えなくていいんだよ。それよりも、ちゃんと言葉として残しておくのが大事」と、コアのときのアフターバーズで墨屋先生にご助言をいただいたのですが、バーズの内外を問わずいろいろな方がこのブログを見ていると思うと、何か自分なりの工夫をしたいななんて考えてしまうものです。

さて、前置きが長くなりましたが、先日は狭川さんの「VO役幅のレッスン」でした。VO初挑戦ということで、久しぶりに座学→実践の流れでした。

座学の主な点は、

・VOは一人でたくさんのキャラクターを演じなければならない。

・「次もこの人呼んでみたい」というインパクトを与えるのが大事。

・音の緩急や高低、年齢設定などでパターンを増やす

・声優のように魂ごりごりはほぼNG

・逆に魂入れて面白くして良いときもある

ということで、いざ実戦へ。

やってみると、これまた難しい。ナレーションのとき同様、「悪くはないけど、可もなく不可もなくだからもう少しインパクトがほしい」とのことでした。

少し経ってから授業の録音を聞いたのですが、まあ単純にすべてが引き出し不足だったようです。前の大江戸さんの授業の際は、「ボイスオーバーいいですねえ」なんていうお褒めの言葉をいただいたので「なんでだろう?」とは思ったものの、よくよく考えてみるとあの時のボイスオーバーは犬だったので何でもありだったからだなあと。

ボイスオーバーは実在する人間に声を充てることがほとんどだと思うので、人間に充てるボイスオーバーも研究していきたいと思います。

余談ですが、その日の授業は「なんか新鮮」と思っていたのですが、よくよく考えたらクラスメイトがセリフをちゃんと読んでいるところを初めて聞いたからかもしれないという結論に至りました。

普段はナレーションを扱っているので、あまり聞けない声が聞けて面白かったです。

ということで、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

本日も笑顔120%な1日を。

サンプルはサンプルであってサンプルであらず

先週のブランディングクラス狩野社長による授業「トップサンプル」を振り返ります。

怒涛のトップサンプル19連チャン!

完成度の高いサンプルを通して狩野社長の私見を伺えます。

その中での話を抜き出すと

・キャリアのある人はOA音源を抜き出すのもアリ

・具体的に番組が思い浮かぶ構成、原稿である

・人間性、特技など、その人の個性を表している内容

・流行りネタ、話題の番組を取り入れるなど、トレンドにフォーカスしている

・テレビを研究していると思わせる内容

・声優出身、幅の広い人はキャラやVOなども入れてみる

・オフザケ↔︎シリアスのギャップがある

・素人感、オシャレ感など、統一感を出してピンポイントに提案している

などなど、良いサンプルにある要素を示していただけました。

個人的に全てのサンプルを通して思ったことは「全部楽しい」なと。

パフォーマンスに意思が宿っていて、それが聞き手の心をくすぐるんだと思いました。

当たり前ですが、とてもとても重要なことで、かつ失いやすいものだなと。

良いサンプルはどっか飛び出している部分があって最初から聞かせる勢いがあるな、というように思いました。

次回サンプルを作るときは、今回の授業で得た知見を少しでも取り入れられるようにしたいと思います。

狩野社長ありがとうございました。

17期秋ブランディング

堀川輝幸

赤か青か、それは自分次第

武信マネージャーによるブランディング授業「営業論」第2回を振り返ります。

第1回でのテーマ「ビジネス視点を持つ」という観念を、どう具現化するかという実践テクニックでした。

実際武信さんもマネージャー始めた際は、すでに取引ある会社は担当が決まっているため、

自らで開拓する必要があったそうで、

制作会社をア行からリストアップし、取引無い会社を見つけ、HPから訴求点を見出したそうです。

その会社の製作実績から、企業案件が多く、その中でバンダイの実績に目をつけ、

バンダイ作品のアニメ主役声優が所属していたこともあり、まずはテレアポから直接社長とは話し取引に繋がったそうです。

その制作会社は当時マンションの1室にあったそうで、

小規模事業者だと決裁権を社長が持っていることが多く、

かつ気さくに話を聞いてくれて、気軽に繋いでもらいやすいそうです。

HPから社内状況を想像する、もしくは実際に会社を外から見てみる、ことでも

どう営業をかけるかというアイデアは生まれそうです。

また、スポーツ大会や展示会などを開催時期をリストアップすることで、

時期需要に対して1年間のルーティーンを作っているそうです。

例えば来年はパリ五輪なので、それに向けて番組も作られると思うので、

具体的に1種目に絞って、サンプルを作ることで訴求性が高くなりそうです。

その中でも忘れてはいけなのが、「新人ならどの枠に入れるか」ということ。

新番組であってもGP帯ではなかなか新人がポンと入れることは少ないため、

新人が入り込みやすい部分にフォーカスすること。

例えばそれは、

・超売れっ子ナレーターの完コピで、予算・スケジュール・裏番組問題が出た際に候補に入る作戦

・各局の「単発特別編成番組」「新人D企画枠」狙い

・深夜低予算のアナウンサーナレーション番組に自らナレーションをつけて訴求する

などの考え方を教示いただきました。

特に仰っていたのが「プロとしての番組の見方」をしてほしいということ。

・新番組の展開、視聴率、評判

・新人ディレクターを抑える

・ゴールデン帯に上がるか

・番組制作の事実上の決裁者は誰か

・なぜその番組をその制作会社が担当しているのか

など。

表に出ない情報をいかにゲットし、いかにブルーオーシャンに近づけるかの工夫は山ほどあ流のだな、と思いました。

武信マネージャー、2回に渡り貴重な授業をありがとうございました。

17期秋ブランディング

堀川輝幸

スタバってコーヒー売ってないらしいよ?

時間が空きましたが、2週によって行われた武信マネージャーによるブランディング授業「営業論」第1回目をまとめて振り返りたいと思います。

まず最初に掲げられたのは「ビジネス視点を持つ」ということ。

「上手い人が売れるわけではなく、クレバーさを持った人が売れていく印象」とのこと。

「ビジネス視点」とは何ぞや?と自分なりに考えていましたが、

これはwin-winの関係を模索すること、なのだろうと。

売れていくクレバーさを持った人は相手のwinに対して常にフル回転しているんだと思います。

そのためにもまずは相手のwinは何か?を知るための情報収集をする癖をつけなければなりません。

その点、武信さんももっぱらネットでの情報によって収集しているそうで、

・番組のスタッフロールからキャスティング決裁者を見出す

・制作会社のH Pよりスタッフ名、写真、制作実績の情報

・過去の製作実績より時期需要を想像する

などなど、ネットから探せる情報は無限にあるとのことでした。

武信さんもyahooニュースやナタリーなどで「新番組」や「年末特番」などで情報をゲットしているそう。

得られた情報から、winになる部分を見出せたら、

例えば・・・

・相手にジャストなサンプルを新規製作

・既存ボイスサンプルを編集し、訴求性の高いサンプルを再構成する

・既存の動画に自分でナレーションをつけてみる

などなど出来ることもまた無限にありそうです

そのように具体的に狙いを持つことで、実際に営業をしに行く場面でも、

・そろそろ○○の時期ですが、どこまで決まってますか?

・御社で製作している○○に向けてのサンプル作ったので聞いてもらえませんか?

など、コミュニケーションに繋がっていくのですね。

授業中紹介されていたyoutube「ホリエモンチャンネル」を見まして、

その中でホリエモンが言っていたことで特に重要だと思ったのが、

「(例えば飲食店で)料理の味や技術を上げれば売れると思っているが違う。顧客は接客やブランディングで店を選ぶ。レッドオーシャンの競争に自ら行っている店が多い」

という部分でした。

ビジネス視点を持つ人は、いち早く気づける視点なのだろうなと思いました。

タイトルで書いたスターバックスも自らは「サードプレイスを売る会社」と定義づけしているそうです。

売れる人と苦戦する人の違いは、視座の違いにあるのだろうなと思いました。

第2回の振り返りに続きます。

17期秋ブランディング

堀川輝幸

狭川さんによるボイスオーバー&ボイスサンプルの授業

皆さまお疲れ様です。17期秋コア水&モード土の斉藤あずさです。
先週と今週は、狭川さんによるボイスオーバーとボイスサンプルの授業でした。それについてつづりたいと思います。

【ボイスオーバー】
まずはボイスオーバーとは?の座学から始まり、9つの声を作って用意しておこう、という内容でした。どんなふうにやるとどんな音色の声が出せるかの解説のあとに、一人ずつ原稿を読んでみてチェック。中年や若者の音色にちゃんとなっているかどうかと、その声でのメロディ・音の構成ができているかどうかがポイント。 やってみるとみんなそれぞれ、すんなりやりやすい声、やりにくい声があり。それに対して各々具体的な指導を頂きながら、
「多忙かつ経費を節約したいという現場の現実がある以上、ボイスオーバーに関してはオールラウンダーが求められる」
ということと、
「ただ声色をわけて読むだけでは次の仕事につながらないので、わかりやすくインパクトを与えて、”このすごい‼︎”と思ってもらうことまで考えるべし」
ということを、狭川さんご自身が経験された様々な過去の現場のリアルを交えて教えていただきました。モードの授業ではあるのですが、なんというか狭川さんのお話はすべてブランディングの話にも帰結していて、説得力がすごかったです。 私は、声の音色が出来てる部分もあったけれどメロディがまだまだダメだったので、洋画吹き替えなどからミラーリングをやっていこうと思います。
あと、綺麗ではない音色も、メロディとの組み合わせ次第でいくらでも使えるんだ、というお話もうかがい、ナレーションは自由、ってつまりそういうことなのか、と思ったり、この組み合わせを突き詰めて、まだ他の人があまりやっていないことを探してみたりするんだな、と思いました。

【ボイスサンプル】
ボイスサンプルの授業は、映像のナレーションを録音し自分でBGMや効果音を入れて、テレビっぽい映像を作って提出することが前提。課題制作の作業自体は面白かったですが、提出に時間がかかってしまいました。

1ヶ月前から課題が出ていたのですが、実は(いや、実は、でもない汗)課題に取り組んで、ひとつひとつのステップでぶち当たる疑問に向き合い考える→考えてもダメなら狭川さんに質問して解決する→また次のステップに進む、そのコミュニケーションの過程こそがある意味1番大事な”授業”だったのでした。
毎回私たちが授業内でする”アウトプット”を講師の方々が評価するので、そのための最低限の準備や、評価を意識することは大事だけれど、でも私達の最終目的は自分のやりたい声の仕事で理想の収入を得ること。だからある意味、いまの自分ができることを多少よしと言ってもらえたとしてもそれは、アリだよ、というだけで、特に大した意味はなくて、それよりも、自分のできない事わかってない事にもっと気付いて、かつそれを自走して潰す。これこそが1番、バーズ在学中にやらなきゃいけないであると、改めて気付かされました。 ようは、スクールという形式の中で形式に陥って本当に学ぶべきことを取りこぼしたらなんの意味もないということ…
課題の真の主旨を読み取れてなかったし、なんか今回自分は本質からズレちゃってたし…と、授業の冒頭や、終わった後にすごく反省しました。

授業の解説の中では、流行や今っぽさというのはありふれてるのではなくて繊細に緻密に作られているんだ、とちゃんと理解できました。今まで頭ではわかっていたけど、制作作業をこなして解説を受けたことで、その現場に身を置く者の感覚として、自分の中でパチンと定義が変わりました。流行の力を借りるために、流行の研究は本当に大事です。

そして良いボイスサンプル=具体的な提案をしているボイスサンプルだということもしっかり理解できました。決して”自分のスキルの発表会〜!”ではない。ボイスサンプルを聴いて映像をイメージさせられることが必須。
今回、私は深夜バラエティの映像を選択して制作しましたが、他に報道や昼の情報番組などひと通りの課題用の映像があります。この先ボイスサンプルを自分で作らなくてはいけなくなった時、これらがある種の”ひな型”になってくれるんだな、と思いました。これは大事にとっておいて、部分部分を作ってみておいた方が絶対にいいなと思いました。

その他、狭川さんからは授業の内外でとても有意義なお話をたくさんお伺いすることができました。10月から秋バーズが始まって、全体の1/3弱の授業が終わったいまこのタイミングでお話が伺えて本当によかったと思います。本当にありがとうございました!

休学中に学んだこと

こんにちは、モードに復学中の本多真弓です。
今日はタイトルの通り休学中に学べたことを書きたいと思います。

何期か前のブランディングの授業で講師をしてくださったファッションセラピストの福島瑞栄さん。その後、福島さんプロデュースの宣材撮影や、お買い物同行でもとてもお世話になりました。(その節はありがとうございました!)福島さんの言葉から気付きがあり、それは「狩野さんから伺ったのは、ナレーターというのは表に出ないけれど、最終的に番組の色を決めたり枠組みになるような存在。だから、自分の見られ方やもちろんファッションにも気を配って欲しいということ。」そして続けて言われたのが「そんな中で本多さんはちょっと異色」と。確かに。自分の中で何か府に落ちました。私に足りないのは、盛ったり、目立ったり、人と違うことをやって空回りしながら爪痕を残すことでなかったかもしれない。 むしろ「ヌケカン(平板で)」の方だったのでは…。
そしてさらに、休学中に受けた松田先生のボイトレでも何度か読みを聞いていただき、「引きの表現ができるようになるともっと幅が広がる」といったアドバイスをいただきました。ファッションの話から始まり、ナレーションの読みに繋がり…。
それからブースの中でちょうど良いマイクとの距離感や、発声具合、論理的にわかりやすく教えていただき学べました。松田先生にとても感謝です。モノにできたかはまた別なので道のり長いですが(私の場合、翌日には力んでいる可能性あり笑)みなさん一緒にがんばりましょう。