かちゅじぇつをきたえよう

東京特許許可局が憎い、水曜コアの神林拓真です。

今回のレッスンは松田さんによる「実践滑舌お助け隊」

養成所時代に早口言葉を噛んだ人から脱落というレッスンで毎回無双してたのですが今回はあまり関係なさそうです。当たり前ですが「プロの滑舌はめちゃくちゃいい」という言葉が身に染みます。

個人的には特に苦手なのがサ行、聞いていてなにかカクカクしがちです。
苦手な文章を読みそこに的確なアドバイスをくださる松田さん、舌の形や位置、発声方法を意識してみると活舌も確かに変わります。今まで口を大きく開けてゆっくり読むことばかりで舌の位置を注視しなかったので目から鱗。それにしてもマスクをしたままなのになぜ口内や舌の動きがわかるのでしょうか。やだあたし透けて見えてる…?

深夜スマホカメラで舌の動きを見ながら腕を振り回しきゃりーぱみゅぱみゅと連呼するぼくの姿はわりとかっこよかったと思います。勢いあまって腕をぶつけました。この努力がやがてかっこいい滑舌にもつながるんですね!

そしてついに久々のスクールでのレッスン…!クラスの方々とzoomで顔見知りなのに初対面というのが新鮮でした。zoomの利便性と手軽さも良いですが細かい所作や皆さんの反応、空気感が伝わるのはやはり現地ならでは。改めてよろしくお願い致します!

応援ありがとうございました!神林拓真の次回作にご期待ください。

インパクトブルーの彼方に

ライトアップされた夜の観覧車の、ひとつだけ色の違う照明が好きだ。
観覧車全体がピンクのライトアップなのに、たった1本だけ青色のまんまのやつが混じっている、そんな照明を私はいつも目で追ってしまう。

目で追ってしまうような印象強さを、なんだか気になってしまう魅力を、ナレーターをやる上では持っていた方が良い。
「バラエティの基本」の授業では、バラエティ番組での読みのあれこれはもとより、そんなポツンと色違い照明的な(観覧車の場合はある種の不具合だけれども)印象強さの大切さも教えてもらった。
堀場先生いわく、レッスンに犬を連れてくるくらいのインパクト(実際に連れてきたらソッコー拒否だそうだけど)があっても良いらしいとのことで、もちろんそれくらいのインパクトを残すという気概は、原稿を読む上でも必要なことだ。

数ある中で自分を選んでもらうにはどうするか。
そもそも題材選びの時点で、色違い照明的な個性や印象に残るものを選べるか。

そして、どんな読み方をしたらより印象強くなるかということを考える上で、今読んでいる原稿がどんな番組のどんな場面で、どういう画変わりがあるかまで想像する力が必要なのだ。
私は課題の原稿を読んだ時、バラエティだから楽しい感じで・・・、明るい感じで・・・くらいしか考えつかなかった。
しかし実際には、どんな時間帯に放送され、どんなテイストの番組なのか、この場面では演者のこんな映像が流れて、ここでこんなイラストが出てきて・・・と、仕上がりを想像することで、具体的なプランを考えられるのだ。

煎餅をかじりながらゴロゴロしていた視聴者だったけれど、読み手はそうもいかない。
そんなことを考えながら再び煎餅をかじる、今日この頃である。

米に生かされている 土曜コア 大島

瞬発力と大きな変化で読み分ける

こんにちは。声ナレクラス、小津ミワです(^^)
今回は目黒先生の「報道1」のレッスンで、報道番組でのボイスオーバーとナレーションについて学びました。今回一番強く思ったのは、流れの中でつながりでナレーションとボイスオーバーをやるのはとにかく忙しい!そして難しい…!ナレーションとボイスオーバー(セリフ)を明確に分けるには、自分で思う以上に変化させないと伝わらない。瞬時に音域を明確に切り替えるには、思い切った音を使わないと変化を出せないんだなと感じました。あとは、音質・声質を変えるのもちろんですが、「緩急や間で印象を変えるといい」という目黒先生からのアドバイスをいただき挑戦したところ、音を変えるよりも緩急や間を変える方がさらに難しいです…。レッスン後半では【ナレーション+ボイスオーバー2名】を1人でやるという課題があったのですが、このボイスオーバー2名の演じ分けが難しい!やはり読み分けるには、使う音域を分けるのが感覚として一番掴みやすいなと思ったので、結局【低音:ボイスオーバー(A)/中音:ナレーション/高音:ボイスオーバー(B)】と音域を分けることにしました。なんとか3つ読み分けることはできたかとは思いますが、それだけでてんやわんやでした…。他の方が、一人の役を素人っぽく読まれていて、なるほど、こういう演じ分けもあるなと思い、一つ収穫でした!ありがとうございます!番組によっては別録りの場合もあるし、流れで読む場合もある…ということですが、時間が限られた報道の現場では流れでできるようにしておくのが一番いいのだろうと思います。ナレーションとボイスオーバー同時収録には、瞬発力と大きな変化、そのための音のコントロールが大事だと感じました。引き続き頑張ります。目黒先生、ありがとうございました!

無心で読む

こんにちは。声ナレクラス、小津ミワです(^^)。
長かったゴールデンウィーク休み明けのレッスンは、逸見先生の「情報バラエティ」。今回、私的には新境地が開けたレッスンでした!「ずっと言われていたことはこれだったのか!」と、腑に落ちました。「普段の声でナレーションを読めるのが一番いい」と、恐らく多くの方が言われたことがあると思いますし、私もその一人なのですが、やはりバラエティ要素が多い原稿ほどどうしても普段より少し高い音を使ってしまいがちで、それを無理に低くしようとすると緩急高低が思った通りに構築できない…という悪循環。映像・音響の演出の意図を汲んで面白いナレーションをするにはどう構築すればいいのか色々と考えるものの、何となく明るい声の一辺倒な読みになり「下手ですね(笑)」「ですよねー(苦笑)」ということがほとんどでした。その原因が、このレッスンではっきりしました。「自分がやってる感」です。「バラエティなんだから、楽しく読まなきゃ!」というもはや強迫観念のようなものが無意識のうちに発動し、なかば強引に自分の感情を持ち上げて読んだ結果(そもそも強迫に近いため、そんなに楽しくもない)、「とりあえず何かやった気がするけど…ビミョー」といった状況に陥っていたんだなと思いました。言葉にすればするほど、恐ろしい症状です。声優養成所を経てきた私にとっては表現に対する感情アプローチはそれほど違和感がなく、バーズ的な「型アプローチ」の方が難しいなと感じていて、結果が同じならどちらでもいいんじゃないかとも思ったりもしたのですが、今この状況が無意識の感情アプローチによる弊害なら、即刻止めたい!…ということで。無心で読んでみました。あえて、感情も表情も動かさず(表情を動かすと感情も引っ張られるため)、緩急高低だけを意図的に動かして読む、という感覚です。そうしたところ、「一番使った方がいいと思っていた自然ないい声で喋れている」という評価をいただきました。無心のため、自分が何をしているかが結構冷静に見られる気もします。逸見さんも、調子がいい時は案外無心で読んでいた時だと思う、とのこと。もちろん1回のレッスンでのことなので、この方法で今後自分の考えた通りの読みができるかは色んな原稿で検証する必要がありますし、そのためにはまずこの方法を自分自身に馴染ませていく必要があると思います。でも、長く悩んでいたことに一つ答えが出たという意味でとても有意義なレッスンでした。アフターでも個人的にお時間をいただいてしまい…><;逸見さん、皆さん、ありがとうございました!

やっぱり基本が大事。


こんにちは、声ナレクラス、小津ミワです(^^)。連投かつかなり遅れてとなりますが、堀場先生の「バラエティって何?」を受けての振り返りと感想です。今回のレッスンで感じたことは、私は「引き出しが少ない≒瞬発力がない」ということです。zoomの音声トラブルでレッスンに参加するタイミングが遅れた結果、私の順番が一番最後になったのですが、その間他の方の読みを聞きながら「ここはこうしよう、あぁしよう」と色々考え、いざ自分の番が回ってきたら「せっかくなので違うとこ読んでください」と堀場先生。確かに、レッスンでは全然あり得る展開。そして違うところを読んだところ、全然やりたいことができずボロボロに。ずっと同じ調子の読みが繰り返されて単調になってしまい、表現の幅の狭さを指摘されました。語頭・語尾の処理の仕方など、ある程度はパターンの組み合わせであることと、それをいかに映像に合わせて構築するか、ということだと思うのですが、それが瞬間的にできないのは引き出しが少ないからだなと思いました。今後それをどう解消していくのかが、私個人の課題です。今回学んだこととしては、バラエティで頑張ってる感を出さないようにするには、声を鍛えること。出しにくい音を使うから、苦しそうに聞こえてしまうということでした。確かに、ナレーションで無理してる感じが伝わると、安心して映像を見ていられないなと、普段見ていて感じることがあります。それと、ナレーションでは、思い切って声質を変えてしゃべっても映像と合っていれば特に気にならないということ。声優などの演技的表現では、あまり声質を変えると一貫性がなくなって人格破綻してしまいますが、ナレーションでは、面白ければ思い切って破綻してもOKだということでした。逆にいい声(1種類の声)でずっとしゃべり続けると、いわゆる声優さんのナレーションぽく聞こえる、というのはとても納得できました。キャラナレは、一つのキャラクターでしゃべり続けてます(演じ分けは別)。発声の仕方が声優っぽさ、ナレーターっぽさを分ける要素だというのは、前回の松田先生のレッスンでも指摘されていたことです。ここへ来てスキルはもちろん、やはり基本的な発声がとても重要だということを改めて感じました。堀場先生、ありがとうございました!

このレッスンをもっと早く受けたかった…!


こんにちは、今期初投稿、声ナレクラスの小津ミワです(^^)。声ナレコースは今期新設ということで、どんなレッスンになるのだろうととても楽しみにしておりました!かなり…かなり遅くなりましたが、初回の松田先生のレッスンの感想を。内容は「声優とナレーションの違い」。
声優のナレーションというと、いわゆる「キャラナレ」をイメージして、ナレーターのナレーションとは違うということは感覚的に漠然とはわかるのですが、今回のレッスンでは、その違いを具体的に説明していただき、かなり腑に落ちました。【距離感】・【声の響き】・【声の直進性】、この3つの要素の違いによって、聞こえ方が大きく違うということ。
私自身、元々声優養成所を経てきたので、バーズに入学した当初は自分のナレーションがあまりナレーターっぽく聞こえなくて、どうすればキャラっぽさが抜けるのかとかなり悩んでいました。…が!これまでのレッスンや自分なりの試行錯誤をを経てやっと掴んだことを、この1回のレッスンで全て説明していただきました。早く受けたかった…(泣)。
自分の声の出し方なども理解していないとコントロールは難しいので、理屈だけわかってもダメなんだろうとは思いますが、何より一緒に受けていた方が、1回の指示で劇的に変化されたところを見て(聴いて)驚きました。もちろんその方もとても勘がいい方なのだと思います。でも…、本当に早く知りたかった…。大変学びの多い初レッスンでした。 それと、このオンラインレッスンならではのメリットが。レッスンを録画できること。
音だけでなく、映像でのフィードバックがあるとしゃべっているときの自分を客観的に
見ることができて、いろんな気付きが得られるなと思いました。初のオンラインレッスンで最初は少し不安がありましたが、対面レッスンにはないメリットも色々あるなと感じられたレッスンでした!松田先生、ありがとうございました!

レッスンとは、点ではなく線である

おはようございます、土曜コアの近藤真央です。最近ハマっているおつまみはサラダチキンのキムチユッケ風です。ごま油は正義。

さて、今回は堀場先生の「バラエティの基本」でした。
バラエティ読みのポイントは大きく3つ。どれも文節にまつわるもの。センスのある方は感覚で掴みとれるのかもしれませんが、頭でっかちな私には細やかに噛み砕いた説明がピッタリはまりました。

しかし、得たものはそれだけではありません。今までコピーの課題をしたり自分で取り組む際に、イマイチ「コピーとはなんぞや」を掴み切れていなかった私。コツがわからない。何かが違う。その「なんぞや」を堀場先生がさらっと口にしたのです。思わず、書き殴るようにメモをとっていました。

バーズのレッスンは毎回先生が変わるので「点」であると思いがちですが、レッスンって「線」なんですね…パッと目の前が開けた感覚でした。授業の内容とは違う部分で感動していました。ごめんなさい。

とはいえ、わかっただけでは意味がない。体感として習得できるよう日々の積み重ねが大切ですね。

いつも長くなりがちなので今日はこの辺で。堀場先生、ありがとうございました!