「ナレ知っとく!」

春20期コアクラスの鍵谷聡美です。
第2回コア講義では、田子千尋さんによる「ナレ知っとく!」を受講しました。

今回の講義では、実際のナレーターの一日を追いながら、リアルな仕事の流れや、ナレーターとして最初に知っておくべきポイントをとてもわかりやすく解説していただきました。

講義を通して特に印象に残ったのは、ナレーターに必要な力の多さです。
「読む」だけではなく、読解力・表現力・想像力・演出力・営業力など、まさに“総合力の仕事”だと実感しました。中でも「表現力は絶対に大事」という言葉は、自分の今の課題と直結していて強く刺さりました。

また、声を使う仕事だからこそ健康管理がすべての土台であり、「一度の体調不良でチャンスを失うこともある」という現実の厳しさも改めて認識しました。
技術だけでなく、自分の体と向き合うこともプロとしての責任だと感じています。

本番前の準備についても、想像以上に細かく奥深いものでした。
名刺や服装、手土産といった一見ナレーションとは関係なさそうな部分も、「どう見られるか」「また一緒に仕事をしたいと思ってもらえるか」に直結しているというお話がとても印象的でした。

そして何より心に残ったのは、
ナレーションは“読む仕事”ではなく、“セッションである”という考え方です。

ディレクターや作家と一緒に作品を作る立場として、受け身ではなく、自分の解釈や表現をぶつけていく姿勢。
「やりすぎ」と言われるくらい挑戦して初めて、自分の表現が見えてくるのだと感じました。

頭では「正しく読むだけでは足りない」と理解していても、いざ原稿に向かうと、どうしても“文章をなぞるだけ”の読み方になってしまう自分がいます。
だからこそこれからは、一文一文の意味や意図をしっかり捉えながら、自分の中で咀嚼して「どう伝えるか」を考える時間を大切にしていきたいと思いました。

今回学んだことを一つずつ実践に落とし込みながら、
自分の声で誰かの心を動かせるナレーターに近づいていきたいと思います。

田子先生、ありがとうございました!