伝える

少年ジャンプとナレーションに生かされてます。土曜モード神林拓真です。

今期最後のレッスンはあおいさんによる「旬の実技4」
これまでのレッスンとは趣が異なり動画を撮らずタイムを計らずで原稿のみと対峙するレッスン。
講評の仕方も普段のあおいさんと異なっており、最後のレッスンだからバシッと決めて気持ちよく羽ばたくぜという意気込みで挑み華々しく墜落しました。

今回のレッスンでは「伝える」ことを評価の基準にしたと仰っていたあおいさん。他の方々の講評を聞きながら(あ、俺今日ダメっぽいな)と思い、付け焼刃でプレイをがっつり変えるかいつも通りやるかで迷いましたが、ここで急に取り繕っても学びにならない!とそのまま立ち向かいました。
そしてあおいさんの評価は「ただ歌ってて今一つ伝えたいことが伝わってこない」と一刀両断。
この2年間徹底的にテレビナレーターをコピーし型を詰め込んできた自分はいわゆる『形優先型』、また、伝えることに重点を置くと文字の意味を過剰に読んでしまい声優っぽさがバリバリ出てしまうことを一期目で学び、そこから読みで個人のニュアンスを出さないことに努めてきました。
まさか最後の最後で自分のニュアンスをもっと出すことに意識を集中することになるとは、うーん人生って難しい。
しかし根本的に「伝える」部分が弱いのも事実、先ずは落ち着いて原稿でなにを伝えたいか、そこからどうアウトプットするかを考える。
前回の高川さんのレッスンでも仰ってた伝えることの重要性。ナレーションはどこまでいってもまず「伝える」
最後のレッスンで身をもって実感できて本当に良かったです。

そう最後です。今期でバーズ卒業となりました。思い返せばスクール入ったばかりの頃は「声優読み・うわ声優だ」などと指摘され続け(いえサラリーマンです…)と枕を濡らした日々。
その時言われた事、感じたことを全て、なるべくゆるーい気持ちで振り返れるよう実は文章書くの苦手な自分が毎週書いてきたブログでしたが、ありがたいことに初対面の講師や卒業生の方からも「ブログ見てます・面白い」などと言っていただけとても励みになりました。(学長にブログが長い・面白くないと言われたことももちろん本当に励みになりました。文章意識変わりました)
アウトプットすることで課題をクリアにし、ひたすらコピーや研究を重ね、気が付けば声優読みとはほとんど言われなくなり、レッスンで褒めていただけることや期待してもらえることも増え、なにかしら成長はできているのかなと思います。

この2年間を振り返ると毎日が楽しくて仕方なかった。いや現在進行形で楽しいです。やっぱり自分にとってナレーションって楽しい!
愛ある罵倒と生きる術を何度も与えてくださった学長を始め、お忙しい中貴重な助言をいただいたマネージャー・講師の皆様、そして共に通った生徒の皆様、本当にきらめく出会いをありがとうございました!次は猪鹿蝶ブログでお会いしましょう。

応援ありがとうございました!神林拓真の次回作にご期待ください。