ナレーションの学び方とは

以前学長から「君の読みは平凡」と言われた、モードクラスの花海志帆です。
今回のブログは1か月前のレッスンに遡りますが、あおいさんによる「旬の実技②」でした。

引っかかるポイントをいかにつくるか。平凡って言われないように思いっきりやろう。そう決意した結果、やらかしてしまったお話です。うぉぉ

●君は、どう読もうかばかり考えている
緩急高低強弱をとにかく意識。…が、やりすぎました。ただ頑張ってやっているだけに聞こえたり、うねっているように聞こえたりするとのことで、もっと効果的に入れるには?をしっかり自分の中で整理しないことには進めない気がします。

「実際の映像を使われている時は、映像の方がナレーションより勝る。その衝撃をニュアンスで伝えたいが、興奮はいらない」
…私は文章につられて、完全に興奮したわんちゃんみたいになってしまったのでした。
何かしなくてはと頑張るより、伝わる読みをまず先に研究し続けます。

●「じゃあどうしたらいいのか?」
最近とっかかりが見えないことに焦ると、野暮な質問をしてしまうものです。。
ニュアンスを入れる塩梅や、理解に達するまでのアプローチ方法が分からないという悩みを伝えたのですが、これは1から10教えてくれと言わんばかりの質問。。。

「講師陣が言うことを全部取り込んでいたら、パンクしちゃうんじゃないかと心配なんだよね。でも、具現化するには自分であれこれ実践してみて、方法論をつかみ取る。対処法を自分で試行錯誤する、それがナレーターの人生である。いま君は、ナレーターとして、してはいけない質問をしている」とぴしゃりとお言葉を貰いました。
ナレーターの本質。どうも私は、聞いてる人を意識して届けるという前提をすんっと忘れていたようです。とはいえ、意識しようとしても一日にしてならず。すごろくでいう振り出しに戻った気持ちです。

●緊張しない方がおかしい。これから煮て食ってやろうって人がいるのだから、その緊張を自覚しておいた方が強い。
このあおいさんの言葉、今後も自分に言い聞かせたいです。というのも最近思うのが、自分のパフォーマンスの保ち方。「準備が整ってから順番は後の方に…」という考えを改めた話を前回ブログで書ききれなかったので、ここで入れ込みますと。

耳がいいのか緊張しているのかまだはっきりとしていないのですが、後になればなるほど周囲のレッスン生の読みが頭の中に残り続け、良くも悪くもいざ自分が読むときに影響されてしまうのです。コアやモード序盤もどかしい気持ちだったので、この授業ではトップバッターをさせていただきました。
あの、まぁ、先述したフィードバックがありましたが、、、、
自分自身がどうなるのか見る、いい研究となりました(実際は涙目です)。

その他にも、
・興奮しすぎてるとどう聞こえる?ギアチェンジの大切さ。
・読みが駆け足になる原因は何か?
・言葉が流れないようにするために、練習でどう工夫するか?
・その読みわざとらしい、と思われるポイントは?
・フラットだけど、インパクトの強い読みって?

などなど、考えさせられることばかりでした。

一番大切なことは「どうやったらできるか?生き残れるのか?は、ナレーター自身が考えていかなきゃいけない。それがナレーターの人生であり仕事だということ」
生徒一人ひとりに向き合い、厳しくも愛あるあおいさんの言葉の中にナレーターとしての考えが詰まっていました!

長文お付き合いいただきありがとうございました!
次はもうちょいコンパクトにまとめます!花海志帆でした!